
相続において実はすごく身近で侮れないハードルがあります。
それは、手続きなどにおけるスタミナ切れです。
くだらないこと、なんてことはありません。人間動けるか、動けないかは大きいです。
相続は手続きが目白押し
相続が開始すると手続きがいろいろあります。
- お葬式や親族への連絡など儀礼関係
- 死亡届をはじめとする役所への届出
- 財産や契約の確認をして名義変更、解約、支払い口座の引継ぎ
- 保険請求など
多岐にわたります。
手続きに要する期間や手間、書類も金融機関や保険会社によって異なります。
あっちでは良くてもこっちではダメということもあり、すべてが完了させるには時間も負担も相当かかります。
ご自身の普段の生活、お仕事に加えてこれらの手続きを抱えているうちにスタミナ切れを起こして途中で止まってしまうということはよくあります。
さらに手続きに加え、相続人が複数の場合は分割の方法を話し合って決めなければなりませんし(遺産分割協議)、物理的な片付けもあります。
こちらはもっと体力を使います。
相続税の申告期限までは10か月あると思っていたら、いつの間にか申告期限直前になっています。
相続手続きにおいて第三者が関わったほうがいい理由は、
実はこういった単純だけど重要な問題があるからです。
税理士として相続のお手伝いとは、申告書の作成と税金の計算にとどまらず、このような手続きのご案内や、支払い履歴から手続き漏れの契約がないかを確認するといったことも行っております。
また、分割において税制上の優遇措置を活用した分割方法をご提案いたします。
手続きを丸ごと引き受けるサービスもありますが、当然費用が発生しますし、
一部代理ではできない手続きもあります。
また、ご家族が知らない契約があった場合、書類がひょっこり出てきて判明することもありますので、
相続人ご自身で片付けと並行しながら書類確認、整理、手続きをしていただくことをお勧めしています。
実際問題として、書類関係の片付けもなかなか大変な作業なので、
一緒に取り組んでいただいたほうがスムーズです。
とりあえず何からやったらいいかわからない、と思ったら
最初の段階でご相談いただければ、届出、手続きの手順からご案内しております。
結果税金が出ない、相続税の申告が不要であれば、それはそれで構いません。
この場合、申告報酬は発生しません。お手伝いの部分だけ請求させていただきます。
一番困るのは、期限ぎりぎりになって実は税金が出ると判明するケースです。
しかも、これが割とよくあります。
相続税の申告は事務所によっては期限まで半年以上余裕がないと報酬が割高になるところも少なくありません。
弊所では、3か月を切るまでは追加費用はありませんが、
手続きが中途半端になるリスクがありますので、やはり早めに手を打っていただくのが一番です。
なるべく負担を軽減しつつ、スムーズに手続き頂けるようにお手伝いさせていただきますので、
ご心配ごとは一度ご相談下しさい。