確定申告の必要書類は?

さて、申告しなければならないか、すべきかを判断いただいたところで、具体的に何から準備しましょう。
今回は、必要書類の確認です。

共通のもの

  • マイナンバー
    申告書に記載が必要です。
  • e-taxを過去に利用している場合は利用者識別番号、パスワード
    申告書は紙で提出するか、e-taxでデータ提出する電子申告を選択できます。
    電子申告をする場合、送るための番号の設定があります。
  • 本人確認書類
    確定申告書は住所地(住民票のある)の税務署へ提出するため、確認しましょう。

申告書を紙で提出する場合、マイナンバーや本人確認書のコピーを提出する必要があります。
電子申告はマイナポータルを使用する場合があり、その際はマイナンバーカードが必要です。
今は税務署で申告相談すると、基本的にスマホで申告をするように案内されます。
この場合はスマホも必要ですね。

所得関係の書類

こちらは所得を確認するための資料です。
年間いくら収入があったか、から申告は始まります。

  • 源泉徴収票(給与・年金)
    お勤めの方、年金をお受け取りの方、アルバイトをした方。
  • 保険金の支払通知書
    保険の一時受取、個人年金を受け取った場合に保険会社から発行されます。
  • 特定口座年間取引報告書
    株取引のある方は、証券会社から一年間の集計をして送ってくれます
  • 支払調書
    著作や講演、地代収入があった方は支払先から交付されます。
  • 事業所得の場合は、売上の資料や、経費の領収書
    まずは決算書を作るための資料を用意しましょう。

控除関係の書類

続いて、控除の項目です。
支払先からの正式な証明によって確認します。

  • 医療費の領収書
    医療費控除に使用します。
  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書
    10月頃から保険会社から届きます。
  • 小規模企業共済等掛金控除証明書
    iDecoや小規模企業共済に加入の方。同じく10月頃届きます。
  • ふるさと納税、寄付金の領収書
    正式な領収書が必要です。
  • 住宅の借入金の残高証明書
    住宅ローン控除に必要です。
    金融機関からの発行されています。
    また、2度目以降の場合は専用の申告書があります。
    1回目の申告の後に税務署から届いているため、見あたらない場合は確認しましょう。

以上は証明書が必須ですが、証明書がなく、金額確認で良いものもあります。

  • 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書
    年金の通知も10月頃届いています。
    自分で払った領収書でも確認できます。
  • 国民健康保険料、介護保険料の支払額資料
    国民健康保険を自分で払っている場合は、支払額を確認します。
    自治体によって支払額の通知を送ってくれるところ、窓口や電話で教えてくれるところなど、対応が異なります。
    保険料の決定通知や支払いの領収書、支払いの履歴で確認することもできます。

マイナポータルの活用も

以上の通り、書類は多岐にわたります。
一般的なものを並べてみたので、該当するものがあればご確認ください。
郵便が届いたか、届いていなかったか、確認も面倒ですよね。
面倒なんですが、
控除証明など一部の書類はマイナポータルからの取得が可能です。
長くなってきたので、具体的には次回説明したいと思います。

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